ノートパソコンde醸造

 

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 ThinkPad i Series 1800 (2632-I1J)

高校生の頃に初めて買ってもらった思い出のパソコンです。

 

片付けのついでに数年ぶりに段ボールの中から出してみたので、ちょっくら記念撮影(死語)。*1

Windows MeやCeleron600MHzという懐かしのワードとともに、過ぎ去った19年(一瞬)という時の流れの恐怖を噛みし・・めずスルーして、久しぶりに起動しようと蓋を開けると・・

 

 

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・・・うわ!!

なんじゃこりゃ!?

 

 

 

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液晶の表面がガッタガタのスリガラスみたいになっている・・。

しかも、何やら酸っぱい匂いまで・・。 

 

早速調べてみると、偏光板が加水分解によって劣化する現象「ビネガーシンドローム」であることが判明。

酸っぱい匂いの正体は、その過程で発生した酢酸が原因なのだとか。

確かによく見ると、液晶の表面にプツプツとした液体が滲み出ている。

(ということは、これに調味液を加えると・・世界初?のノートパソコン由来の合成酢が出来るということか!)

古来よりカメラ用フィルムに発生する恐ろしい病気として知られているようですが、これ液晶よ?液晶もダメなんかい。

 

しかも電源を入れたら普通に起動もするし、ちゃんと動いている事がスリガラス越しに確認できるので、余計切ない。

ダンボールに詰めて酷暑甚だしい縁側に放っておいたのは悪かったけど、まさかこんな形でお別れが来ようとは。

 

 

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 こうなってしまっては・・このまま放置しておく訳にもいかないので、涙を飲んでお別れします。

 

ただ、お別れといってもPCとしては生きているし、思い出の品なので中身だけは残しておきたい。

ネジというネジを緩め、腐り果てた液晶etcを葬り去るべく、キーボードや外装を取り外していきます。

 

 

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 部品をあれやこれやと選別していき、最終的にはこうなりました。

手頃な段ボールの中に部品を納めていると、あぁこれは骨拾いと同じ事をやってるんだな、と思って改めて切なさが(以下略

 

主要部品に加えて、ThinkPadのエンブレムとセレロンのシールも剥がして、ちゃんと残しておきます。

ちなみにブルースクリーン番長だったWindows Meのシールは憎さしか込み上げて来ないので、丁重に葬らせて頂きました。

最後は頭蓋骨・・じゃなくてキーボードで蓋をして、おしまい。

 

 

 そう、この旧タイプのThinkPadキーボード、めちゃくちゃ良いんですよ。*2

最近はMacばかり使っていて、アップルの薄型キーボード(ワイヤレス&MacBook Air)もそんなに悪くないな〜なんて思っていたのですが、旧ThinkPadを久しぶりに触ってみると、ほんとに目から鱗レベルで、アホみたいに打ちやすい。

絶対に打ち損じをする気がしない・・というくらい、指に吸い付くというか「自然」な感じがする。

 今時はノートもデスクトップも薄型ばかりになってしまったので、こんなにストロークがあって打ち心地の良い内蔵キーボードは、今後滅多なことがない限り商品化されないだろうなぁ。もったいない。

 

 皆さんも、ノートPCの保管には気をつけて下さいね。

 

 

*1:昨年12月に現像&記事の下書きを書いていたので、写真の表記が2019になってます。

*2:今時のは知らない。数年前に出た25周年記念モデルは良さげに見えたけど、どうなんでしょう?