【いすゞ・マツダ】90年代後半 スポーツカー・カタログまつり【トヨタ・日産】

 

 ▼メーカー別目次▼

 

ISUZU

f:id:inodango:20180721032137j:plain

現在は国内での乗用車販売から撤退し、トラック専業のイメージが強いいすゞ

しかし当時はビークロスなど、業界各社の中でも頭ひとつ抜けたデザインの車を生み出していました。

またRVに復帰して欲しいなー、なんてぼんやり思っていましたが、以前バンコクを訪れた際には驚きました。非常にピックアップトラックが多い街なのですが、その中でもいすゞ製の車の割合が1、2を争うほど多いのです。

国内では古くはベレットGT-R117クーペジェミニ、ピアッツァ、ビッグホーンなどの名車を生み出した、どちらかと言うと玄人好みのメーカーでしたが、改めていすゞブランドの凄さを思い知らされた良い経験でした。

 

 

f:id:inodango:20180721032140j:plain

KAI。のっけから格好良い!デザインが猛烈にキマってます。

全体のバランスもさることながら、タイヤハウスからフェンダーへの思い切った造形には脱帽するばかりです。

これが他社であれば「絵に描いた餅」で終わるところを、いすゞならこのまま売り出してくるかも、と思わせる凄さがあります。ここまでやられると、右のページの車が完全に空気になってしまいますね〜。

 

 

f:id:inodango:20180721032145j:plain

続いてVX-O2。これも攻めまくってますね。

ビークロスの兄弟車として、より攻めたポジションの車として考えられたように見えますが、これもほぼそのままで販売出来るんじゃないか?という完成された風格があります。*1

当時はこのバンパーからフェンダーを黒で覆う未来的なツートンがとても異質なものに見えましたが、20年を経た今でも全く色褪せることのないこのデザイン、いすゞ恐るべし・・としか言いようがありません。

 

 

MAZDA

f:id:inodango:20180721032154j:plain

スーンスーンスーン♪ ‥‥ハッ!! の曲でお馴染みの、Zoom-Zoomのコーポレートスローガンを掲げるマツダ*2

一時は潰れるのでは・・・と噂されるほどの経営状態でしたが、潰れそうになると不思議と蘇るのがマツダという会社。

初代デミオが起死回生の大ヒット、以後はフロントフェイスグリルを各車五角形に統一。ブランド力の向上に力を入れ始めると、フォード傘下時代にコッソリ磨き続けた技術が10年代になりスカイアクティブとして見事に花開くことになります。

今回は、そのZoom-Zoom前夜の頃のお話。

 

 

f:id:inodango:20180721032204j:plain

後のRX-8、RX-EVOLV。

説明を読むとNAで280馬力目指してたんだなー、という事がよく分かります。

顔はさておき、サイドビューなんて市販車バージョンそのままじゃないの?というくらいエイトしてますね〜。

これは「観音開きドア」というコンセプトが固まり、本格的に開発に入っていたという証でしょう。

 

 

f:id:inodango:20180721032207j:plain

で、さっきの車が市販されるとこうなる訳ですが、後で確認したらこのカタログ、2003年の東京モーターショーのものでした。

行ったとすると大阪なんだけど、なんでか記憶がないなー。父が行ったんだろうか?

それにしてもエイトという車は、自分の中でどう位置付けていいか未だに分からない車です。

好きな波もたまに来るんですが、好き!と言い切るにはあと一歩、自分の中で足りないものがあるな・・・と思う車。

いや、すごーく良い車なんですよ。

 

 

f:id:inodango:20180721032211j:plain

個人的には、ロードスターのエンジンは自然吸気じゃなきゃダメだと思うんです。

大して見るべきところのない普通のエンジンかもしれませんが、だからと言ってターボ付けちゃあお終いよ、という感じで。

でも会社的には北米からの要望やら何やらで、こういうのを出さなきゃならない事情があるんだと思います。

私の印象ではブリの照り焼きとテリヤキバーガーくらい違うんですが、そうするとテリヤキバーガーだって美味しいじゃん!という話になるので、要は好き好きなんだと思います。

 

 

f:id:inodango:20180721032215j:plain

真打登場。今に生きるロータリー伝説、RX-7(FD)。見た目上品な前期型と、よりスポーティーな後期型。

でも、これ集めるのが面倒だった覚えがあります。

大体どこのディーラーでもカタログは勝手に持って行って良いですよ〜、という感じだったのですが、いつものように高校の制服のままディーラーに行ったら「どういうご用件ですか?ご購入でしょうか?」という感じで店員さんに絡まれ、「学校の課題で車の研究をやるんですよ〜」なんて言って誤魔化したのを覚えています。

ま、今思うと制服姿の学生がディーラーに突撃するなんて、めちゃくちゃ不自然な光景ですからね。そりゃ声も掛けるわ(笑

 

 

f:id:inodango:20180721032219j:plain

私は4型以前の顔が好きなので、ここからは独断で前期型のみ掲載となります。

やっぱりマツダはこの頃のデザインが最高なんですよね。柔らかく、流れるようでいて上品。ユーノス500なんて美しすぎて未だにハッとします。エンブレムを隠されたら日本車だって分かる人、意外と少ないんじゃないかな?

 

 

f:id:inodango:20180721032223j:plain

カッコいいのでもう1枚。

90年代前半のマツダにはロードスターAZ-1の他に「ランティス」という車がありまして、これのマツダスピード版がカッコいいんですよ。大鳥居と呼ばれる巨大なリアウイングが付いていて、カラリーングは断然赤に限るんですけど・・・。

話が脱線しそうなので、今回はこの辺で。

 

 

f:id:inodango:20180721032232j:plain

この写真、昔からすごく好きなんですよね〜。落ち葉と水滴に濡れたボディのコントラストが格好良くて。

写っているFDは前期型の最後となる4型ですが、これはその中でも後期生産型の車両にあたります。

4型前期まではアンフィニマツダの販売チャネル)のエンブレムが付いていたのですが、これは多チャンネル体制の見直しからマツダのエンブレムに置き換えられています。FDの中でこの「前期型の顔にマツダエンブレム」の組み合わせって、結構レアなんじゃないでしょうか?

私はアンフィニな方が好きなんだけどなー。 

 

 

f:id:inodango:20180721032240j:plain

つまるところ「おむすびを握る時のご飯の炊き加減、塩加減がいかに大事か」というお話です。

言うなれば「こりゃ松田のおやっさんしか握れんのじゃけえな!よお味おうて食べろ!」・・みたいな感じでしょうか?

お後がよろしいようで。

 

 

TOYOTA

f:id:inodango:20180721032244j:plain

やっとかめ!天下のトヨタって言やぁ〜ワシの事だでね!(おかだんご添削)

三河弁も中々奥が深くて困ります、という話は一旦置いといて、車の話に戻りましょう。

99年と言えばMR-Sが発売された年です。名前もMR2のままかなー、なんて思っていたら予想外のS。これは意外でした。

この流れだとトヨタ編はMR2/-Sのカタログで始まりそうですが・・・どっちも持って無いんだなぁ、これが。

 

 

f:id:inodango:20180721032249j:plain

中を開けると冊子ではなく、チラシが何枚も入っているという構造。

やはり天下のトヨタだけあって、コスト管理が徹底しているなあと感心します。冊子より安上がりだけどオシャレに見せる、という課題に対する絶妙な回答。やっぱりトヨタ(が頼ってる代理店の人)は他社とは一味違うな〜と思います。

で、チラっと見えてるTS020。あの時は本当に惜しかった。

日本メーカーのワークスが腕よりの日本人ドライバー3人で回して、あと少しの所で悲願の初優勝・・だったのですが。

あれから20年。今年になってようやく長年の苦労が報われたのかと思うと、目頭が熱くなってきます。

 

 

f:id:inodango:20180721032309j:plain

ハイブリッドの次に未来を拓くのは、FCHV(燃料電池電気自動車)だッ!というお話。

ちなみに現在より進歩してFCV(燃料電池自動車)になっており、「バッテリー」のアシストは要らないそうです。

でもそれバッテリー使っていないだけで、キャパシタに電気貯めてるんでないの?結局一緒なんじゃ?・・よく分かんないわ。

そういや去年提携したマツダは、この技術を使えば水素ロータリーの開発が捗るんじゃないでしょうか。

うーん、話が逸れる逸れる。

 

 

f:id:inodango:20180721032314j:plain

あぁ、これ今の車にみんな付いてる気がするわ・・の図。

20年前の未来予想図を現実のものにした凄さ。理屈としては昔からあっても、そこは安全を担保する難しさに溢れています。

 

 

f:id:inodango:20180721032317j:plain

ETCも当時は実験中で、まだ一般利用される段階になかったんだなー。

前の紙にエコエンジンの話もあったけど、この20年間のトレンドがチラシ2枚に全部書いてあったなんて、凄くないですか??

 

 

f:id:inodango:20180721032321j:plain

セリカスープラ

ここ何代かのセリカFMC毎に全く違う顔になっているので「セリカらしさ」って何なんだろう?と思う事があります。

もし自分がある型でファンになったとして、次の型がぜーんぜん面影のない顔になったら絶対に面食らうだろうし、こんなのセリカじゃないやい!となる事は間違いないと思うのですが、逆にその辺を楽しんでこそセリカ通だったりするのでしょうか。

 

 

f:id:inodango:20180721032326j:plain

そして、いきなり話がスープラに変わります。セリカは中身を撮り忘れたので(笑

私はこのスープラ、大好きなんですよね〜。 フロントもリアもサイドも、どこから眺めても最高です。

よく重いだ曲がらないだと言われますが、皆がサーキットで走る訳でなし、公道は公道らしくノーマルで良いと思うんですけどね。本気で走るなら軽量化なり何なり、皆さん手を入れずには居られないでしょうし、入れたら入れたでメチャ速いわけで。

 

 

f:id:inodango:20180721032331j:plain

車内もキマってますね〜。漂うコクピット感。シートの柄も、何とも言えない90's風味で良い味出してます。

私は純正好きなのでそのままが良いですが、センターコンソールから窓側まで平面的なラインが続いているので、パネルをカーボン調にしても良いかもしれません。気持ち車が軽くようなった気分に浸れるかも(笑

 

 

NISSAN】 

f:id:inodango:20180721032334j:plain

最後は日産です。

最近は不正の総合商社と化しており、本当に技術があるなら偽装なんかする必要ないのにね? ・・・という感想しか出てきませんが、99年当時の日産はゴーン体制が発足したばかりで未だ数々の名車を抱え、名実ともに「技術の日産」として世に君臨していました。

 

 

f:id:inodango:20180721032347j:plain

当時の新型Z(Z33)。

シルエットはロングノーズ・ショートデッキに戻され、Zらしい姿へと原点回帰したと言えるかもしれません。

ただRX-8がそうであったように、歩行者頭部保護基準の関係かボンネットが高く、全体的に太っちょな姿になっています。

これを初代と並べたら・・・きっと新弟子と関取くらい違って見えるんでしょうね。

次のページにR35 GT-Rも載っていたので、流石におかしいな・・・と見てみると、第35回東京モーターショー(2001年)のパンフでした。可笑しいな、やっぱり何回か見に行ってるっぽい。記憶が・・(笑

 

 

f:id:inodango:20180721032415j:plain

いよっ!待ってました!!

Z32型フェアレディZ。私はこっちが好きです。ワイド&ロー&ちょい寄り目。クソかっこいい。

日産ではR390ロードカーと並んで好きな車のツートップ(脳内)を形成していますが、R390はこの世に1台しかなく、値段も億を超えてくるはずなので、今回はZ32を事実上の1位とさせて頂きます!

 

 

f:id:inodango:20180721032419j:plain

思います!乗ろうと思いますッ!!

RX-7(FC,FD)、インプ22B、80スープラ、そしてコイツと悩んだ上で、全部乗ろうと思いますッ!!

ま、今はNAを法定速度以下で転がすのが好きなんですけどね。

 

 

f:id:inodango:20180721032424j:plain

後期型もつるんとしたイメージで好きですが、全体の纏まりはやはり前期型に軍配が上がりそうです。

大体どんな車も、その型が誕生した時=初期型がいちばんデザインの調和が取れているものなので、これはしょうがない。

 

 

f:id:inodango:20180721032403j:plain

S15シルビア。私の中ではS13と並んで「走り屋御用達」「生息地は峠」のイメージです。

 

 

f:id:inodango:20180721032407j:plain

うーん。良い車だし、嫌いじゃないんですが・・・私には合わないな、と。

 

 

f:id:inodango:20180721032355j:plain

クーペにコンバーチブルと、一式並べて。シルビアって実はこんなイケメンのお姉さんだったのね!

 

 

f:id:inodango:20180721032358j:plain

この車、クーペとは打って変わって、結構好きです。

私の中では「アメリカ西海岸をオープンで颯爽と走り抜けるための車」という設定になっているので、宝くじで1等が当たって米国在住となった暁には真っ先に乗車を検討したいと思います。(向こうで中古車あるのか?高そうな気がするぞ!)

 

 

f:id:inodango:20180721032428j:plain

スカイラインといえばGT-Rですが、何事も基本から、ということで。。

 

 

f:id:inodango:20180721032433j:plain

これの白に美術の先生が乗っていたので、一時期しげしげと眺めていました。

やっぱり、これも十分良い車だと思うんですけど、GT-Rの存在感が強すぎて、どうしても空気になってしまいます。

 

 

f:id:inodango:20180721032436j:plain

さあ、こうなったらもうコレを出すしかないでしょう。トリはこの車、R34型 GT-R

 

 

f:id:inodango:20180721032440j:plain

天下のGT-Rにしてこの装丁。もはや「車のカタログ」のレベルを超えています。まるで高級腕時計が載っているかのよう。

当時、流石にこれを貰うのには勇気がいりましたが、そこは若さゆえの勢いで突破いたしました。今じゃ絶対無理だ。。

 

 

f:id:inodango:20180721032444j:plain

何と言えば良いのかな。カッコイイとかイケメンとか、この車はそういうのじゃないんだよね。

「男性ホルモン」とか「男」もしくは「漢」みたいな、そういうワードで表現すべき車だと思う。トランクから和太鼓が出てこようがクラクションが法螺貝だろうが驚かない、むしろこの車に似合う!という感じの要素を備えていると思うんです。すね毛を脱毛してるような奴には乗せられねぇ、男たるものコイツに乗るときゃ褌一丁!みたいなね。

人間に例えると若かりし細マッチョ時代がR32で、さらに上を目指して増量した太マッチョ時代がR33、適正体重を意識して徹底的に鍛え上げたガチマッチョ時代がR34、という具合になります。いやぁ、まさに人生。

 

 

f:id:inodango:20180721032448j:plain

安心してください、穿いてますよ!の図。

車の全体写真でこのアングルはまずお目に掛からないので、実車というよりは「凄く出来の良い模型」に見えてしまいます。

たった1枚の写真ですが、「ここはこんな風になってるのか〜!」と、ワクワクさせてくれる良い写真です。

 

 

f:id:inodango:20180721032451j:plain

90's GT-Rの真髄、アテーサE-TS。その制御技術がさらに進化してE-TS PROへ。

FRと4WDの良いとこ取りで、当時の注目度は凄かったです。ミニ四駆でもLSDと同じ機能をもったワンウェイホイールというパーツがあって、昔はよく使っていましたが(全く関係ない話)、これは単純なLSDとは訳が違いますからね。

 

 

f:id:inodango:20180721032455j:plain

背表紙を開くと「そういやこの本カタログだったわ」となります。 

GT-Rがこれなので、シーマやセルシオトヨタ)、レクサスはどうなんだろう?と興味が湧き、調べてみると・・・。

大体「こんな感じの装丁」で、似たようなものでした。逆に言えばスポーツカーだけど最高級車と同格の扱いをしているよ、というメーカーからのメッセージでもあると思うので、やはりGT-Rという車は特別なんだな、と思いを新たにした次第です。

 

 

いや〜、思いの外長くなってしまいました(汗

更に分割して計3回に改編しようかとも考えましたが、目次を付けて見易くすれば良いか、という事でそのまま掲載してしまいました。大体いつもイメージの倍くらい長くなるんですよね。。

この中に、皆さんの思い出の車はありましたか?

 

 

▼ホンダ・スバル・スズキ・光岡篇はこちら▼

 

 

*1:Aピラーを少し立てて延長し、シート後方にロールバーを付けたら出来上がり!

*2:正しくはスーンスーンではなくズーンズーンでもないZoom-Zoom。日本語で車の擬音に使われるブーブーの意。